平成28年 住宅省エネルギー技術講習に行ってきました

2016.09.15

ブログをさぼるのが得意な川口です

久々の更新なので内容たっぷりといきたいところですが、まじめな話をします

タイトルの通り昨日省エネの技術者講習に行ってきました


それはなんぞやと思う方も多いと思いますが、かなり端折って話すと、国が「地球にやさしく、家計にもやさしい、そして人に優しいすまいを作りましょう!」なので、こういった家にしてくださいという説明の講習です

ではそもそも何故そんな家にしないといけないかというと、地球温暖化の影響と化石エネルギー資源の枯渇が影響しています。温暖化も前々から言われていましたが、日本に限って言えば、原発をとめたことで火力発電で発電を補っていますが、それが温暖化を進めています。実は原発が温暖化防止に一役買っていたのですそれとは別に事故によって起こる被害の甚大さも計り知れませんが。。。。とまあこういう経緯で、まずは電気使用の末端である住宅の電気代を抑えることが、発電を抑え「地球にやさしい」ということに繋がります

では電気代を抑える方法ですが、家で使う電気代には、照明、エアコン、家電などいろいろありますが、部屋が暑いのにエアコンを付けずに我慢するとか、照明を消して、ろうそくで生活をするといったメンタルにダメージを負う節約方法ではありません

家の断熱性能を上げて、夏ではエアコンの設定温度を上げたり、電気代の安いLEDにしたり、大気の熱を使ってお湯をつくるエコキュートを入れたりと家に係るさまざまな設備を省エネルギーの物を導入するという方法です。「家計にやさしい」に繋がります

ですが今後の家ではLED電球やエアコンやエコキュートで省エネ住宅を!って言うのは半分だけ正解で、もう半分は家の断熱性能を上げることが主体となってきます。いやむしろエアコンは使わない家造りが望ましいので、家の断熱性能は省エネ基準の半分以上を占めています

そこで、国が設定したのが、外皮の性能の基準です

これは断熱性能をしめす、「外壁、屋根、床など」から入ってくる熱量と、「窓」から入ってくる熱量を計算して、基準値以下としなさいよといってことです。またややこしいのが、窓から入ってくる「夏」による熱量は家にとってはマイナス要因なので考慮するのですが、「冬」に入ってくる熱量はプラスの要因なので、計算しません。数値として無視します

この二つを合計して、建物が外気に触れている面積(外壁や屋根など)で除して出た数値が、地域ごとに割り当てられている数値以下となれば合格ということになります。

お分かりいただけましたでしょうか?ここまでの説明でざっと半分です

この続きは次回書きます

ちなみにこの基準は2020年には義務化され、新築においては必須の項目となります


おわり










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